「みどりでございます」
お茶のお稽古
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初めてのお稽古の時、境内のお茶の木の新茶を1枚ずつ摘み持ち帰りました。
季節は春から夏、秋そして冬へと移りました。
お茶の白い花を見ることもできました。
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年長組のお茶のお稽古も、今月は5回目を迎え、最終回となりました。
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今日は昨年度、年中組で担任をしていた先生たちにもお客さんになって参加してもらいました。
今までの練習の成果を発揮する良い機会となりました。
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事前に注意点を子ども達と確認し、一人ひとりが気をつけながら、お稽古を進めていきました。
講師の先生方のお点前の音だけが聞こえる静寂な時間が流れて行きました。
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静寂の中で思うこと。
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子ども達の表情を見ていると、集中力の違いが伝わってきます。
何か他のことを考えている眼。
先生のお点前に注目し集中している眼。
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「何故飲んだ後にもお茶椀にお湯を入れるの?」
尋ねられました。
「お茶椀を洗っているのよ」
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疑問に思う心、好奇心。
意欲的に物事に取り組める力。
幼児期に是非引き出してあげたいと思っています。
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正座も我慢して出来るようになりました。
和室での振る舞いも美しくなりました。
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お茶の時間に身につけたことを今後の生活の中でも発揮出来たら幸いです。
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「お茶名は?」
「みどりでございます」
この会話が、お茶のお稽古の思い出のワンフレーズになることは間違いありません。
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子ども達の様子に、年中の頃の担任の先生たちも感激していました。
いよいよ1月はお家の方をお招きしての『お茶会』となります。
どうぞお楽しみに。