おとうさんのヤキイモタイム

delicious1月16日土曜日。この日は、事前に申し込みをいただいたお父さんとお子さん31組が厚徳幼稚園園庭に集まって、北浦和図書館主催の「おとうさんのヤキイモタイム」を実施しました。

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「おとうさんのヤキイモタイム」とは、NPO法人ハンズオン埼玉と埼玉県が協働で実施している、父親の子育てを応援するキャンペーンです。ふだんは、子どもと過ごしていたくても、仕事などでなかなか時間がとれない、あるいは地域になじみにくいというお父さんたちが、ヤキイモを一緒につくるということで、遊んだり、子育てや暮らしのことを話せるような機会が持てれば、という趣旨で行っている事業です。

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今回は地元の北浦和図書館の方から声をかけていただき、共催させていただくこととなりました。北浦和図書館では、同日午後には『紅赤(べにあか)』ふれあいまつりを実施していました。その行事の一環として厚徳幼稚園の園庭でヤキイモを実施しました。

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「紅赤」とは、皮が赤くてホクホクの甘いサツマイモです。明治31年に北浦和(旧木崎村)山田いちさんが発見しました。味も形もよかったため、またたく間に関東一円に広まりました。その始まりはここ北浦和だったのです。ヤキイモタイム終了後は、関係者でいちさんのお墓まいり(ヤキイモをお供えして)をしました。

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さて、今回のサツマイモは、生活協同組合ドゥコープさんから10kg寄付をしていただいた他、今は市場にはほとんど出回っていない「紅赤」を探し出し、館長さんが三芳町の方まで出向いて手に入れてくださった貴重な「紅赤」でした。

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お父さんに焼いてもらったヤキイモ美味しかったですね。焼きマシュマロも楽しくて、美味しかったですね。少し肌寒い日でしたが、心がホカホカと温まる1日でした。

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お父さんたちに、火おこしや火加減をお任せしました。そしてヤキイモが出来上がるまでの間は、先生達と一緒に手遊びやダンスをし、園庭にシートを広げて、お父さんに順番に絵本や紙芝居を読んでもらいました。朝お会いした時に「絵本読んでくださいね」と声をかけたら、快く承諾してくださったお父さんありがとうございました。先生やお母さんよりも面白く読んでくださるお父さんがたくさんにいらっしゃたことに驚いてしまいました。

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日頃お父さんが幼稚園で活躍する場面は少ないので、今回はお父さんにとって特別な日になったかもしれませんね。子ども達の眼にはお父さんがいつも以上に頼もしく素敵に見えたことと思います。終了予定時刻よりも遅くなりましたが、片付けもみんなに協力していただいたので、すぐに終わりました。参加者がお客さんではなく、積極的に関わっていることがいいなと思いました。お父さん友だちは出来ましたか?参加されたお父さん大変お疲れ様でした。年少組で参加されたお父さんは自分のお子さんのお世話で大変だったことと思いますが、それも良い思い出ですね。また、来年以降も実施できたらと思っています。そのときには、皆さんの参加をお待ちしております。

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この会に協力してくださったたくさんの皆様に感謝申し上げます。