保育再開初日

緊急事態宣言を受け、埼玉県からの休校要請があり、入園式翌日から臨時休園となりました。

 

新型コロナウイルス感染予防のため、外出自粛の日々を家庭保育にご協力していただき、約2か月振りに幼稚園が再開しました。

 

休園期間中のご家庭との連絡は、メールや電話や郵便を通して行いました。その中で子どもたちや保護者の皆様の言葉から、様々な想いに気づかされました。私にとっても大変貴重な経験となりました。

 

休園期間中も先生たちは、保育再開に向けて、様々な準備を進めておりました。新しい生活様式を取り入れるために必要なものを揃え、保育の方法についても一から考え直しました。それでも、受け入れる直前まで、緊張感でいっぱいでした。

 

本日はあいにくの雨のスタートとなりました。分散登園のため、各クラスの半数の子どもたちの受け入れをしました。若干緊張している様子も見られましたが、時間の経過とともに、マスク越しですが、笑顔が見えるようになってきました。

 

幼稚園で先生やお友達と一緒に過ごす喜びを感じていただけたら幸いです。本日は園庭で朝礼ができなかったので、各クラスを回って、話をしました。みんななぜ休園になっていたのか、これからの生活で何に気をつけたら良いのかをわかっていることが印象的でした。ご家庭での教育のおかげだと思っております。

 

幼稚園ではご家庭ではできない、同年代との集団生活の中で、子ども同士が関わり合い社会性を身につけることができるよう保育をしていこうと思います。

 

本日の保育後にお母様から寄せられたコメントをご紹介いたします。

 

「久しぶりの登園を心待ちにしておりました。無事に幼稚園が再開し安堵しております。もちろん目に見えないウイルスとの戦いはまだまだ続きますが…。朝の検温や消毒など、雨の中、先生方お一人お一人のご対応に感謝いたします。

昼食時に娘が今日の半日保育の様子を話してきました。久しぶりにお友達や先生に会うことができ嬉しかったようです。手洗いの時は、黒、赤、白テープが貼ってあるんだよ~、椅子の前にもテープが貼ってあるんだよ~、出席カードのシールはお道具箱に入っているんだって~などなど教えてくれました。

感染予防の対策をしてくださるおかげで安心して登園できます。しばらくは試行錯誤をしながらの幼稚園生活になるかと思いますが、園児のことを考えてくださる対応に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。娘は帰宅してからは、幼稚園ごっこをしてとてもご機嫌です。」

 

ありがとうございました。以前とは同じ形式での保育はできませんが、教職員一同力を合わせて、子どもたちの心に残る保育をしていきたいと思います。