格別な思い

10月19日 くもり 年長組サツマイモ収穫

 

昨年度のいもほり遠足を体験した当時の年中さん、つまり現年長さん。

いもほりが楽しすぎて、「自分たちでサツマイモを育ててみたい」

という子どもたちの思いを先生たちが受け止め、

幼稚園の片隅の畑で、サツマイモを育てることになりました。

 

先生達が土づくりから始めた畑です。

サツマイモの育て方を学び、種イモを購入し、6月に苗を植えました。

 

夏休み中も水やりを欠かさず、サツマイモの葉は青々と茂っていきました。

秋になると弦が絡むほど生長していきました。

子どもたちと同じですね。

 

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天気予報を見てから収穫日を決めました。

前日には先生達が弦切りをしました。

当日は、いもほり用の服装で、道具持参で登園しました。

年中さんの時よりしっかりと掘っている姿が印象的でした。

嬉しいことに手頃な大きさに育ったさつまいもが次々と出てきました。

いもだけでなく、虫もたくさん出てきましたね。

10株だけなので、みんなで協力をして掘りました。

残念ながら、場所によって、二つ掘れた子と全く掘り出せなかった子もいました。

収穫できず寂しそうにしている友だちの表情に気付き、

二つのサツマイモを差し出し、

「どっちがいい?選んでいいよ」

と声を掛けている子らがいました。

嬉しそうに、小さいほうのサツマイモを選んで受け取り、写真に写りました。

一方的に、小さい方を渡すのではなく相手に選ばせてあげる。

大きい方でなく小さい方を選んで受け取る。

こんな姿に、自分中心でなく相手を思いやる優しさを実感しました。

保育者に言われてからの判断ではありません。

日頃のご家庭でのしつけが良いからでしょうか…。

さすが年長さんです。

子どもたちの姿から多くのことを学ぶ毎日です。

さつまいもを収穫できた喜びだけでなく、格別の思いを味わうことができた嬉しい一日でした。

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明日、収穫祭として、さつまいもを蒸して、全園児で食べる予定です。

今からワクワクしています。